立川駅から徒歩数分ラーメン屋。
外からは中がどうなってるか分からない謎の入り口を入るとすぐ券売機があります。

食券を買うと店員さんが超丁寧に席へ案内してくれます。
2度目の来店となりますが、ラーメン屋とは思えないレベルのホスピタリティでこっちが少し恐縮してしまう感じで、なかなか慣れないです^^;
奥に進むと薄暗くスポットライトが効いた幻想的な空間が広がります。
まるで舞台を観るかのような高揚感の中、今回も一番手頃な価格である「極醤油ラーメン」をオーダー。
着丼:計算し尽くされた美しきビジュアル

漆黒の丼に映える、黄金色の鶏油(チーユ)が浮いた深い琥珀色のスープ。
その上には、低温調理された大ぶりのチャーシュー、繊細な穂先メンマ、そして彩りを添える三つ葉が整然と配置されています。
スポットライトに照らされたその姿は、まさに「極」の名に恥じぬ気品を放っています。
スープ:幾層にも重なる旨味の層

まずはスープを一口。
口に入れた瞬間に広がるのは、芳醇な醤油の香りと、突き抜けるような素材の旨味です。
醤油のキレと深み
全国から厳選した数種類の醤油をブレンドしたというタレは、角がなく、まろやかでありながら、醤油本来の香ばしさが際立っています。
出汁のハーモニー
比内地鶏などの鶏ガラをベースに、煮干しや節類などの魚介、さらには昆布の旨味が複雑に絡み合っています。
どれかが突出するのではなく、すべてが調和して一つの「深いコク」を作り上げています。
スープを連れてくる、しなやかな細麺

麺は、スープとの相性を突き詰めた中細のストレート麺。
啜り心地が非常に滑らかで、シルクのような喉越しです。
噛むたびに小麦の優しい香りが鼻に抜け、力強いスープに負けない存在感を示しています。
麺がスープを絶妙に持ち上げ、口の中で一体となる瞬間はまさに至福です。
具材:主役を立てる名脇役たち

チャーシュー
しっとりとした質感の大きい方のチャーシューは、肉本来の旨味が凝縮されています。
余計な味付けをせず、スープに浸して食べることで完成する設計のようです。
そして、こちらの小さい方のチャーシューは何らかの下味を感じます。

やや大人の味付けのような印象。
穂先メンマ
シャクシャクとした柔らかな食感が心地よく、良いアクセントになっています。
色合いと大きさも全体としての見栄えを整えているような印象。
総評:完成された「正統派の進化系」
『鏡花』の極醤油ラーメンは、昔ながらの醤油ラーメンの面影を残しつつも、素材選びから調理工程まで、すべてを現代の最高レベルにアップデートしたような一杯です。
暗い空間の中、ラーメンにピンポイントで照らされるライトで高級感がハンパなく、高いレストランで上品な料理を味わっているかのような一品でした。
こんな人におすすめ
- 本当に美味しい「醤油ラーメン」を追求したい方
- 落ち着いた雰囲気で、一杯のラーメンとじっくり向き合いたい方
- 立川で外さない、最高峰のグルメを求めている方
一杯1,000円を優に超える価格設定ではありますが、一口啜ればその価値が十分にあることが理解できるはずです。
食後の余韻まで美しく、帰り道に「また食べたい」と思わせてくれる、まさに魔法のようなラーメンでした。
【店舗情報】
店名:鏡花
席数:カウンター18席
所在地:東京都立川市柴崎町2-12-20
最寄り駅:立川駅南口徒歩5分、多摩モノレール立川南駅より徒歩2分
